atilyのブログ

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Wings of Viという天使の死にゲーをクリアしました

久しぶりの更新です!

ということで、タイトルにもなっているWings of Viというゲームを昨日、クリアしたのでここに感想を書こうと思います。

store.steampowered.com

どんなゲーム?

簡単に言えば2Dアクションゲームで、ロックマンXあたりの操作性が近いです。 ストーリーも至ってシンプルで、封印していた魔王を石を投げてなじってたら、なんか封印が解けてしまったので何とかしようというものです。 そして主人公の 天使Vi はまっすぐ敵の本拠地へと突っ込んでいきます。基本的に脳筋です。

ちょっとした会話もあり、ストーリーもあるみたいですが、対応言語が英語のみなのであんまり理解できてないです。


最初はジャンプと近接攻撃しかありませんが、進めていくと少しだけ滞空できるようになったり、2段ジャンプや遠距離攻撃などいろんなアクションを覚えていきます。


と、ここまでならよくあるアクションゲームですが、このゲームの最大の特徴はその難しさです。

Angel mode, Mortal mode, Demon modeと3種類の難易度がありますが、一番簡単なはずのAngel modeでもクリアまで1000デス程するであろう難易度となっています。 それもそのはずで、かの有名な死にゲー「I wanna be the guy」の派生作品「I wanna be the boshy」の作者が作ったゲームなのです。

実際プレイしても、アイワナシリーズから大いに影響を受けていることが感じられます。


かく言う私は2Dアクション死にゲーが大好きです。そんなことをFF14のフレンドに言ったらこのゲームがギフトされました。


私はAngel modeをクリアしたのち、まだまだ苦しみ足りないと感じたため、Mortal modeをクリアしました。 後述しますが、これから遊ぼうと思ってる方も一度AngelをやってからMortalを遊んだほうが良いと思います。


理不尽じゃない難しさ

とはいえ、このゲーム、理不尽な難しさは(ほぼ)存在しません。この点はアイワナと異なりますね。

『cutting out the arbitrary difficulty of hidden traps and pixel-perfect jumps in favor of skill based gameplay.』とストアページに書かれている通り、1ピクセル単位のシビアな操作や、明確に隠された罠はありません。操作が正しければ意外と余裕をもってギミックを超えることができます。

……一部、隠された罠はないって言ってたじゃん!!ってなるところはありますが、そこは温かい目で流してあげるのが良いと思います。


じゃあ、なんで難しいかっていうと、とにかく操作量の多さ。 『ジャンプ中に上に攻撃してスイッチを押して、そのまま滞空しながら右に、その後2回目のジャンプをして、崩れる床に着地後左のスイッチに攻撃してすぐ右にスライディングして……』と短い時間にかなりの量のアクションを求められます。

このあたりのステージデザインは本当にお見事で、一つ一つの仕掛けの種類はあまり多くないのですが、それらを上手く複合することで、限られたアクションをフルに活用するようなギミックとなっています。


最初はどのように操作すればよいかを何度も死にながら試行錯誤するため、どんどんデス数が増えていきますが、難所の前には必ずセーブポイントがありますし、リトライも一瞬ですので、ストレスなく遊ぶことができます。


一方で、正しい解法を見つけなければ、基本的にギミックを超えることはできません。そういう意味で、ある種の謎解き・パズル的な要素もあるゲームだと思います。

最初にAngel modeをプレイしたほうが良いと思った理由はここで、Mortal mode以降はセーブポイントが減るため、難所Aと難所Bがあって、その間にセーブポイントがなかった場合、難所Bの解法を見つけるために毎回難所Aを超える必要があります。 人によってこれはストレスになりうると思うのでAngel modeで解法を見つけてから、Mortal以降をプレイしたほうが良いと思います。


ちなみにAngelモードはトゲなどの一撃死のオブジェクトにぶつかっても50ダメージで許してくれるという一見強力なお助けシステムがあります(viの体力は100なので半分ですね)。 これを聞くとかなり簡単になるのでは、と感じますが、実際には50ダメージを受けたうえで、ギミックの最初に戻されるという、どこまでもゴリ押しさせない仕様となっています。

Angelモードだと一気に簡単になるのでは、なんて心配は杞憂です。どうせこのゲームにハマる人は2周するのですから、そういう意味でもAngel modeからプレイすることをおススメします。



個性的なキャラクターとボスたち

Viをはじめ、人型のキャラクターはみんなかわいいです。 友達の天使や、妖精だったり、悪魔娘などDot絵がどれも可愛いです。さらに、主人公のViは道中の宝箱やアチーブメントで手に入れられるアイテムによって着せ替えすることもできたりします。


私の推しの最初のボスであり、ライバル(?)の悪魔myougiです。最初から最後まで高飛車でポンコツでかわいいです。2回目の戦闘では普通に強いですが……。


その一方、敵やボスはみんな悪魔らしくグロテスクです。 そして、その見た目にたがわず、毎度「こんなの無理じゃない…?」って絶望するくらいには強いです。

(公式のPR動画から、みんな大好きKratarac)


でも、不思議なことに回数をこなすとどんどん敵の攻撃を避けられるようになっていきます。人間の学習能力凄い。 実際に落ち着いてやってみると、どのボスも意外と攻撃の種類は少ないんですよね。それらが連続できたり複合してきたりするせいで絶望的に感じるだけで…。


ステージギミックも死にゲーとしての楽しみもありますが、やはりこのWing of Viというゲームの醍醐味はボス戦だと思います。 敵の体力が減ると「発狂状態」になってさらに攻撃が激しくなりますが、ここで押し切るか、落ち着いて対処するかという一瞬の判断がとても楽しいです。


私の好きなゲーム「Rabi-Ribi」も似たような操作性でボスが楽しいゲームですが、基本的に弾幕避けゲーのRabi-Ribiと比較すると、ギミックを処理しながら戦うという側面が強いです。 具体的には雑魚が沸いてくるため一瞬で処理しないとジリ貧になったり、すぐに攻撃しないといけないオブジェクトが発生したり、逆に攻撃してはいけないものがあったり……。 どっちのほうが難しい?という話になると少し難しいですが、プレイ時間的にはViの難易度MortalとRabi-Ribiの難易度Hellが大体同じくらいなのかな~と思います。

(そもそもRabi-Ribiのエレナは当たり判定が極小なのに対して、Viは当たり判定が見えてる通りだったり、1戦の長さだったり、細かい違いが多いので簡単に比較はできないですね! あくまで個人的な感想ということで!)


……とはいえ、ラスボスはそんな心を折ってくるくらいにはめちゃくちゃ強いです。(この感じもRabi-Ribiに近いですね…。Rabi-Ribiのポストゲームのラスボスも最初は絶望しました) この辺りは先人のクリア者である以下のブログ記事に、その苦しみとともにとてもとても詳しく綴っています(勝手にリンク)。

note.com

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これらの記事を読んでいたからこそ私は最後まで苦しむことなくゲームをプレイできたといっても過言ではありません。 普通に500デスは行くだろうと覚悟してましたし、2,3時間でクリアできるようなボスではないと理解していました。


撃破と同時にやられたときのSS。アチーブメントまでもらえてるのに、Respawnしたらなかったことにされてました。悲しい…。


最終的なMortalクリア時のデス数はこんな感じです。

一度Angelでクリア後なのもあって全体的にデス数が少なめかな~って思いますが、それでもラスボスは300デスくらいしてますし、プレイ時間も桁違いです。ラスボスのヤバさが解りますね。

ちなみにAngelのほうは1200デスでした。Mortalと合わせると3000デスほどです。 最初からMortalだと5000デスはしてたと思うので、先にAngelをやることで、結果的に総デス数もプレイ時間も少なく済んだと思います。


……これからプレイする方にラスボスのコツをお伝えすると、クリアするにはまず、ほぼノーダメージで発狂状態まで行けるようになることは前提条件だと思います。 発狂状態からが本番で、各攻撃が激しくなるほか、雑魚敵が発生するようになります。この雑魚敵処理がとにかく大変です。 (ちなみにAngel modeでは出てこなかった気がするのでMortal mode以上の難易度です。そもそもAngel modeでは発狂状態にならなかったような…?) 長期戦になるとかなり不利なので、押し切る意識を持って、スキを見て近接攻撃も交えられるようになったほうが良いと思います。


それと、敵の攻撃は20以上なのに対して、回復一つ取り逃すのは約15ダメージ程です。敵の攻撃を受けるリスクを取りながら回復を取るなら、回復を取らない方がマシだったりします。 特に発狂状態の時は敵の攻撃が激しすぎて、無理に取りに行くとそのままHP満タンからゼロまで嵌められたりします。 もちろん、取れるときは取ったほうが良いですが、自分のHPがなくなる前に敵を削りきる意識を持つとクリアに近づけると思います!!


まとめ

と、長々と感想を書いてしまいましたが、死にゲー大好きな私はとても楽しめました!! 死にゲー全般に言えることですが、クリアできないとイライラしてしまう方には少し向いてないかな…?と思いますが、クリアできなければできないほど逆に楽しめる方はめちゃくちゃハマると思います。


とりあえず、Mortalクリアを目標としてたため、このゲームは一旦これで締めようと思います。気が向いたら実績解除や隠しアイテムを集めたりしようかな…? Demon modeは……まあ……その……いつか……?


このゲームをギフトしていただいたKさん、本当にありがとうございました。 Kさんは最後までクリアする前に辞めてしまったと聞きましたので、次にこのゲームを最後まで(くる)しむ権利をお渡しいたします!!


久しぶりに2D死にゲーをやりましたが、やっぱり楽しかった!! Celesteとかも買っといて積んでるので、次はやろうかなぁ…。でもそのまえに他にもいろいろとギフト貰っちゃったのでやらないといけないなと思います…!


ということで、Wings of Viの感想でした!!



一度書くと長くなってしまう気質なので、毎回これくらい久しぶりの更新でちょうどいいのかもしれないです。